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このブログでは、障害のある子どもの支援者向けに『特別支援教育』に関する情報をわかりやすく解説します。10年以上の教員経験を踏まえて、実践に役立つことを心がけています。

子どもの動きがぎこちないって言うけど、「ぎこちない」ってなんなん?

子どもと関わってると、動きがぎこちない子っておるんよね🍀 今回は、「ぎこちなさ」について一緒に勉強していこ😊
こんな人に読んでほしい
●「不器用さ・ぎこちなさ」がなにか知りたい
●「ぎこちなさ」の原因が知りたい
●ぎこちない子どもへの支援方法が知りたい
この記事を読むと、子どものぎこちなさを理解し、適切な支援をしていくことができます。

絶対にできるようになるからね!今日は下の本で学んだよ♪

👆発達障害を学びたい人の必読書。例がたくさんあってわかりやすく。特性ごとにまとめるから興味のある所から読んでや。初心者から中級者にもおすすめの本やで。

👆上の本がマンガで読みやすくなったで♪ 文字は多いけど、マンガになってめっちゃわかりやすくなったし、内容はほとんど同じやから、こっちを読むのもオススメ😊

👆不器用な子どもにどう接すればいいの? そんな悩みに答えてくれる本。不器用な子どもが持つ悩みを深掘りし、対処法について詳しく理解することができるで😊
▼解説動画もあります😊
▼今回の内容をまとめた勉強ノート

「ぎこちなさ」とは?

そもそも、子どもの「動きがぎこちない」ってどういう意味なん?
「動きがぎこちない」の意味
動作や話し方がなめらかでなくて、かたく不自然な様子を表す言葉
言葉の意味と言い換え

「ぎこちなさ」って、なんとなくイメージはできるけど、言葉で表現すると難しいよね🤔

そうなんよ。下に、「ぎこちない」と似てて、言い換えられる言葉を集めてきたから、「ぎこちなさ」のイメージを具体的にしてほしい😊
「ぎこちない・ぎこちなさ」の主な言い換え
・不器用(ぶきよう)
➜手先や体の動きが思うようにいかない
・たどたどしい
➜動作や言葉がスムーズでなく、危なっかしい
・おぼつかない
➜動きや足取りが頼りない
・ぎくしゃく
➜動きがなめらかでなく、かたい
・もたもた/もたつく
➜動作に時間がかかる
・不自然・かたい
➜緊張して動きがこわばっている

共通してるのは、「スムーズに動いたり、話したりできない」っていうことやね😊
保育・教育現場での言い換え・伝え方

ただし、使う場面によっては、「ぎこちない」以外の言葉を使ったほうが良いときがあるんよね🍀

確かに🤔 例えば、連絡帳とか支援の記録に書くときは、どんな言葉で伝えたらいい?
◎指導記録・個別の支援計画などでの表現
・協調運動が苦手
・手先を使う細かい動き(微細運動)が苦手
・腕や足などの身体全体を使う動き(粗大運動)が苦手
・手先の巧緻性(こうちせい)に課題がある
※日常生活の困り感が強いときは、「発達性協調運動障害(DCD)」の診断が出ることもある
◎保育・連絡帳での伝え方(肯定的に)
・「手先を使う活動に、じっくり取り組んでいます」
・「ハサミの使い方を、一緒に練習しています」
・「体を大きく使う遊びに挑戦中です」
※「不器用」「どんくさい」などの否定的な言葉は避ける

同じ様子でも、伝える相手と場面に合わせて言葉を選ぶと、誤解なく伝わるで😊

なるほど😊 伝え方って大事やもんね🍀

伝え方は大事よね。ただし、伝え方だけじゃなくて、「ぎこちなさは、発達課題のサインかも」っていう視点を持っておくのも大切なんよ😊
動きがぎこちない人は何の障害?

動きがぎこちない人は、なんかの障害なん?

実は、発達障害(ASD:自閉スペクトラム症、ADHD:注意欠如・多動症、学習障害)や知的障害の人は、動きがぎこちない人が多いんよ🌟
動きがぎこちない原因
小脳(体中の筋肉に細かい指令を出し、それがきちんとできるようにコントロールしたり、全体のバランスを取っている)の発達が悪いと動きがぎこちなくなる。
※脳全体の発達が悪い場合や発達のばらつきがある場合に、小脳の発達も悪くなる。

だから、発達障害や知的障害があると、運動が苦手・手先が不器用・バランス感覚が悪い場合が多いんよ。
動きがぎこちないだけでは発達障害とは診断されない

ただし、動きがぎこちなくて不器用なだけでは発達障害とは診断されないんよ。

不器用なだけじゃ、発達障害や知的障害の診断は出ないってことやね。

発達障害や知的障害について詳しく知りたい人は、次の記事を見てや😊
▼ASD(自閉スペクトラム症)のこだわりと社会的コミュニケーション障害
▼ADHD(注意欠如・多動症)の生活の乱れ
▼学習障害や知的障害について
DCD(発達性協調運動障害)

じゃあ、不器用なだけじゃ障害の診断は出ないの?

DCD(発達性協調運動障害)の診断が出ることがあるで。

DCD(発達性協調運動障害)ってなに?
DCD(発達性協調運動障害)とは…
・発達性:発達が遅い、発達のバランスが悪い
・協調運動:左右の手足を組み合わせて行う動き
・障害:日常生活に支障が出ている状態
➡協調運動の発達が遅くて日常生活に支障が出ている状態

特に子どもで不器用さが目立つときに、発達障害よりも診断が簡単なDCDの診断が出ることがあるねん。

左右の手足を組み合わせて行う動き(協調運動)って、例えばどんな動き?
協調運動(左右の手足を組み合わせて行う動き)の例
・行進する
・ハサミで紙を切る
・りんごの皮むき
・縄跳び
・スポーツ
・ダンス

DCDによくあるエピソードとしては、「よくケガをする」「大きくなっても自転車に乗れない」とかがあるかな🍀
DCDの子どもによくあるエピソード
・ものをよく落とす
・人や物によくぶつかる
・よくケガをする
・字が汚い
・自転車に乗れない
・楽器やゲームがうまくならない

発達障害の診断が出ない場合には、DCDの診断を出してもらって、適切な支援につなげるのもアリやで😊
動きがぎこちない子どもの理解

「動きがぎこちない子ども」がおったら、どう関わっていけばいい?
動きがぎこちない子どもを見つけるきっかけ

まずは動きがぎこちない・不器用な子どもを見つけることやね。

どうやって見つけるの?
ぎこちなさのチェックリスト
・歩きだしが遅い
・積み木がなかなか積めない
・ハサミ、鉛筆、お箸の使い方がおかしい
・ボタンを自分でかけることができない
・自分で着替えができない
・靴ひもが結べない
・歩いているときや走っているときにバランスが悪い

あと、簡単にできて役に立つ検査で閉眼ステッピングっていうのがオススメやで。

閉眼? 目を閉じて…なにをするん?

簡単で役立つ検査:閉眼ステッピング
子どもは両手を大きく振って足踏み行進をする➡そのまま目を閉じて足踏み行進を続ける
◇協調運動がスムーズにできない子どもは…
手と足のバランスが悪いだけでなく、左右どちらかに回転しはじめる。

閉眼ステッピングの検査で、早い段階から発達の課題に気付くことができるで。
▼家でできるチェック(閉眼ステッピング・8の字)のくわしいやり方は、次の記事で解説してます😊
ぎこちない・不器用なことで起こる問題

動きがぎこちない・不器用なことでなにか問題あるん?

出てくる問題をちょっと整理してみよか。
◇運動が苦手
学校の体育の時間や運動会で苦痛を感じることが多い

体育だけじゃなくても、子どもによっては着席が苦手なこともあるんよ。
◇身体の不器用さは、社会的な不器用さとも連動しやすい
コミュニケーション、対人関係、こだわりなどでもバランスが悪い
➡相手に不利な印象を与えてしまう、からかいの対象になる
◇字が汚い
文字を読む・書き写すのがうまくできない
➡字が汚いだけで先生の評価が悪くなりがち

逆に字がきれいなだけで頭良さそうやもんな。笑

字が汚いのは、目をスムーズに動かせないからなんよね。実は、身体の動き(協調運動)と目の動き(眼球運動)は関係が深いんよ。
目の動きで協調運動の得意・苦手を測る検査
子どもの顔の前で、大人が指先をゆっくり左右に動かす。子どもはその指先を目で追う。
➡協調運動の苦手な子どもは、指先をスムーズに追えない。目が途中で止まったり、突然逆戻りするなど、ぎこちない動きになる。
ぎこちない動きを改善するトレーニング

トレーニングで動きや不器用さを改善することはできるん?

トレーニングで、少しずつ改善していくで!
コグトレ(認知力アップのトレーニング)

まず試してほしいのはコグトレやな。

コグトレ? なにそれ?
コグトレって何?
コグトレ(コグニティブトレーニング)とは
①学習の土台になる認知力
②良好な人間関係を築く対人力
③身体や手先を上手に使う身体力
➜この3つを伸ばすことを目的にしたトレーニング

認知力・対人力・身体力を鍛えることで不器用さを改善していくトレーニングやで。

身体だけじゃなくて、認知力とか対人力もトレーニングするの?
コグトレの効果
・身体力:身体のぎこちなさの改善
・認知力:物事を正しく見る練習
人の言葉や行動をゆがめて理解することで生き方が不器用になってることも多い
・対人力:社会的な不器用さの改善

ぎこちない子どもへのアプローチは、身体力だけじゃなくて、認知力や対人力も鍛えていくのがオススメやで🍀
コグトレの始め方

身体が不器用な子どもは、人間関係の不器用さとか生きづらさも感じてるってことか。コグトレはどうやってスタートすればいい?

まずは下の本を買うのがオススメ。コグトレをするときの心構えや、認知力・対人力・身体力について詳しく説明してくれてるし、問題例もたくさん載ってるで。

コグトレの問題をどんどん取り組ませたいってときは、次の問題集も使ったらいいね。

ネットでも「コグトレ 無料」で検索すると問題がたくさん出てくるけど、本の方が整理されてて使いやすいかな😊 自分で作りたい人は、次の記事を参考にしてや👍️
追記『ケーキの切れない非行少年たち』

コグトレをつくった人が書いた本で『ケーキの切れない非行少年たち』っていう本があるねん。

非行少年はケーキが切れないの?

境界知能・グレーゾーンが世間に注目されるきっかけにもなった本で、認知力が弱いことで出てくる生きづらさが生々しく書かれてて「まじか!?」の連続やったわ。

この本が出るまでは、境界知能とかグレーゾーンってあんまり注目されてなかったんやね。

少し前の本やけど、まだ読んでない人はぜひ読んでほしい!
習い事(スポーツや楽器)

習い事も効果ありやで。

どんな習い事がオススメ?
左右の手足を使うスポーツや楽器
スポーツ:球技・体操・水泳
楽器:ピアノ(左右違う動き、足を使う)
ヴィジョン・トレーニング(目のトレーニング)

動きがぎこちない子どもは、目の動きもぎこちないんよ。
身体の動き(協調運動)と目の動き(眼球運動)は関係が深い
子どもの顔の前で、大人が指先をゆっくり左右に動かす。子どもはその指先を目で追う。
➡協調運動の苦手な子どもは、指先をスムーズに追えない。目が途中で止まったり、突然逆戻りするなど、ぎこちない動きになる。

だから、目を動かすトレーニングをしようってことやね。
ブレインジムを取り入れたトレーニング

こんな子どもがおってん。
黒板を写すのが苦手な中学1年生
生徒の悩み:黒板とノートを行き来すると、どこを見ているのかわからなくなる。
支援者の行動:ヴィジョン・トレーニング(目のトレーニング)をしよう!
結果:字が上手になった/文字がスムーズに読めるようになった。
でもまだ黒板を写すのはうまくできない。

ヴィジョン・トレーニングでは思ったような結果が出なかったんやね。

そこで(目の動きが悪いだけじゃなくて、目と手の動きが連動してないんじゃないか?)と思った支援者が考えたのがブレインジムを取り入れたトレーニングなんよ。
ブレインジムとは?
脳を活性化させる体操(アメリカの教育学博士ポール・デニソンさんが開発)

ブレインジムを取り入れたトレーニングをしたことで、この生徒は黒板もうまく写せるようになって、成績も上がっていったんよ。
黒板を写すのが苦手だった中学1年生のその後
子どもは最初はうまくいかず苛立ち、意欲をなくす
➡まわりに励まされながら続ける
➡黒板を写すことが急にできるようになる
➡学習全般に意欲が出る
ぎこちなさ・不器用さのよくある質問(Q&A)

最後は、よくある質問に答えていくで😊
「ぎこちなさ」の言い換えは?

「ぎこちなさ」はどんな言葉で言い換えることができる?

今回の記事で使ったものを下に再掲しとくで👍️
「ぎこちない・ぎこちなさ」の主な言い換え
・不器用(ぶきよう)
➜手先や体の動きが思うようにいかない
・たどたどしい
➜動作や言葉がスムーズでなく、危なっかしい
・おぼつかない
➜動きや足取りが頼りない
・ぎくしゃく
➜動きがなめらかでなく、かたい
・もたもた/もたつく
➜動作に時間がかかる
・不自然・かたい
➜緊張して動きがこわばっている
◎指導記録・個別の支援計画などでの表現
・協調運動が苦手
・手先を使う細かい動き(微細運動)が苦手
・腕や足などの身体全体を使う動き(粗大運動)が苦手
・手先の巧緻性(こうちせい)に課題がある
※日常生活の困り感が強いときは、「発達性協調運動障害(DCD)」の診断が出ることもある
◎保育・連絡帳での伝え方(肯定的に)
・「手先を使う活動に、じっくり取り組んでいます」
・「ハサミの使い方を、一緒に練習しています」
・「体を大きく使う遊びに挑戦中です」
※「不器用」「どんくさい」などの否定的な言葉は避ける

適切に言い換えをして、場に合わせた言葉を使っていけたらステキやね🍀
動きがぎこちない原因は?

なんで動きがぎこちなくなるの?

緊張や慣れない動作で一時的にぎこちなくなることもある。でも、「基本的な身体の動かし方」がぎこちない場合は小脳が関係してるで。
小脳の働き
体中の筋肉に細かい指令を出し、それがきちんとできるようにコントロールしたり、全体のバランスを取っている

動きを指示してる小脳の発達が悪いから、動きがぎこちなくなるってことか😊

発達障害や知的障害で、「脳全体の発達が悪い場合」や「発達のばらつきがある場合」にも、小脳の発達が悪くなるから、他の障害を見つけるサインにもなるんやで😊
大人になっても不器用さは改善できる?

大人になっても不器用さ・ぎこちなさは改善できる?

できるで👍️ 好きなスポーツや習い事を見つけて、続けるのが大事。コグトレも効果的やで😊 何歳から始めても、「遅すぎる」ことはない💪
不器用さは何の障害?

不器用・ぎこちないことは何の障害なんやっけ?
不器用さと障害の関係
知的障害や発達障害(ASD/ADHD/LD)のある子どもは不器用なことが多い。そして、それらの診断は出ないが、不器用で日常生活に支障が出るときは、「DCD(発達性協調運動障害)」の診断が出ることがある
➜気になるときは専門家に相談

すでに知的障害や発達障害の診断が出ていれば、「ぎこちなさ」への支援も受けれるから、わざわざDCDの診断を受ける必要はないで🍀
▼DCDの特徴・家でできるチェック・トレーニングは、次の記事で詳しく解説してます😊

もっと深く知りたい人は、下の記事もあわせて読んでみてや🍀
行動しよう(今の小さな変化が未来の大きな変化につながる)

今の小さな行動の積み重ねが未来の大きな変化につながるんやで(^^)/

わかった!これからもまだまだ学んでいくぞー!
▼発達障害については下の記事でも詳しく解説しています▼















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