※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。
このブログでは、障害のある子どもの支援者向けに『特別支援教育』に関する情報をわかりやすく解説します。10年以上の教員経験を踏まえて、実践に役立つことを心がけています。

子どもが、ハサミや鉛筆の使い方がぎこちなくて、靴ひももうまく結べないんよ。ただ運動が苦手なだけかなぁ?

ただの「運動が苦手なだけ」と見るのは要注意やで⚠️ 子どもの不器用さは、発達の課題に気付くための大事なサインやねん。

子どもの不器用さが発達障害とか知的障害に気付くサインになるってこと?

そうなんよ。今日は、不器用さに関係するDCD(発達性協調運動障害)について、特徴・実際に困りやすい場面・トレーニングの方法まで、いっしょに見ていこか🍀
この記事でわかること
✅「不器用さ・ぎこちなさ」とは?
(チェックリスト付き)
✅ 不器用さと「DCD」の関係
(DCD:発達性協調運動障害)
✅ 家でできる簡単なチェック
(閉眼ステッピング・8の字)
✅ 不器用な子が困りやすい場面
(まわりの大人ができること)
✅ 不器用さを伸ばすトレーニング方法

今回の記事で一緒に勉強したら、「運動の苦手さ」を見逃さず、子どもの発達の課題に気付けるようになるで😊
▼今回の内容をまとめた勉強ノート


今回は次の3冊で勉強してきたで♪

👆特性について整理して知りたい人にオススメ。不器用さやったら、詳しい理由とかまで含めて詳しく説明してくれてるから、理解が深まるで😊

👆上の本のマンガバージョンでめっちゃ理解しやすかった👍️ 内容も濃いから、「何から勉強したらいいかわからん」っていう人は、この本をまずは読んでみてほしい😊

👆不器用な子どもにどう接すればいいの? そんな悩みに答えてくれる本。不器用な子どもが持つ悩みを深掘りし、対処法について詳しく理解することができるで😊
▼解説動画もあります
不器用さは「発達課題のサイン」

そもそも、なんで子どもの「不器用さ・ぎこちなさ」に注目する必要があるん?

実は、「不器用さ・ぎこちなさ」は、ASD※・ADHD※・学習障害などの発達障害や知的障害のある子どもに多いんよ。
※ASD:自閉スペクトラム症、ADHD:注意欠如・多動症

つまり、発達障害とか知的障害の子どもは、不器用で動きがぎこちない子どもが多いっていうことか🍀

そうやねん👍️ だから、子どもの「不器用さ・ぎこちなさ」を理解しておくと、子どもの特性に早めに気付けて、その子に合った支援につなげやすくなるんよね😊
不器用な子どもは1クラスに2・3人

不器用で動きがぎこちない子どもってどれぐらいおるん?

「不器用・ぎこちない」子どもは、だいたい6%(40人クラスに2〜3人)おる、って言われてるねん😲

けっこうおるね😲 20人クラスでも1人はおるってことか😲

そうやねん。困ってる子どもがけっこうおるから、今回の内容を一緒に勉強して「不器用さ・ぎこちなさ」を理解するのが大事やねん😊
不器用な子どもは約6%
1クラスに2〜3人。決してめずらしくない、身近な話。早めに気付ければ、その子に合った支援につなげやすくなる。
なぜ「不器用さ」と「発達」が関係あるの?


そもそも、なんで不器用さと子どもの発達が関係あるん?

理由のひとつと考えられているのが、小脳の発達なんよ。
◎小脳の働き
体中の細かい筋肉に指令を出して、その動きがきちんとできるようにコントロールしたり、全体のバランスをとったりしている。

だから、小脳の発達がゆっくりやと、動きがぎこちなくなりやすい、というわけやね。

なるほど。動きを指示してる小脳の発達がゆっくりやから、「不器用さ」とか「動きのぎこちなさ」が出ちゃうってことか😊
発達障害や知的障害があると…
・脳全体がゆっくり発達
・脳の発達にバラツキ
➜だから、小脳の発達もゆっくりになりがち

「不器用さ・ぎこちなさ」は小脳の発達が遅い。だから、脳の発達に課題がある発達障害や知的障害に気付きやすいってことやね🍀
子どもの「不器用さ・ぎこちなさ」、DCDとは?

「不器用」ってイメージはできるけど、具体的にどういうことなん?

ここでは、「不器用さ・ぎこちなさ」のチェックリストと、DCD(発達性協調運動障害)について解説していくで👍️
不器用・ぎこちない子どもの具体例(チェックリスト)


不器用・ぎこちない子どもってそもそもどんな子どもなん?
不器用・ぎこちない子どもの具体例(チェックリスト)
・ハサミ、鉛筆、お箸の使い方がおかしい
・靴ひもが結べない
・歩いたり走ったりするときのバランスが悪い
・歩き出しが遅い
・着替えがむずかしい
・ボタンがかけられない
・積み木がうまく積めない など

ポイントは、練習や努力をしてもできないっていうこと。

つまり、本人なりにめちゃめちゃがんばってるのに、なかなかうまくいかないっていうときに、不器用・ぎこちなさが疑われるっていうことか。
▼「ぎこちなさ」の意味・言い換え(医療・保育での表現)は、次の記事で詳しく解説してます😊
DCD(発達性協調運動障害)ってなに?

子どもの「不器用さ・ぎこちなさ」と関わる上で知っておきたい知識は、DCD(発達性協調運動障害)やね🌟

なにそれ?

ASD(自閉スペクトラム症)と診断されるほどではないけど、不器用さがどうしても目立つ。そういうときに出る診断が、DCD(発達性協調運動障害)やねん🍀

DCD(発達性協調運動障害)の中の「協調運動」ってなに?
協調運動とは
左右の手足を組み合わせて行う運動
例)縄跳び/行進/ハサミで紙を切る/球技/りんごの皮むき/ダンス …など

こういう協調運動が、同じ年齢の子どもと比べると、うまくできない。そして、うまくできなくて、生活に支障が出てくると、DCDと診断されることがあるんよ。

生活で言うと、どんな場面で出てくるん?
DCDの子どものよくあるエピソード
・物をよく落とす
・字が汚い
・ケガをしやすい
・よく物にぶつかる
・自転車に乗れない
・楽器やゲームがなかなか上達しない

「不器用さ・ぎこちなさで、日常生活を送るのに困ってるわ〜」っていう人は、お医者さんに相談してみてや😊
① 不器用さのチェック方法

ここからは、不器用さのポイントを3つに分けて解説するで。1つ目は、「不器用さ・ぎこちなさ」に気付く方法を紹介するで😊

「不器用さ・ぎこちなさ」に気付く?

最初に話したけど、不器用さは「発達の課題に気付くサイン」になるんよ🍀 だから、不器用さに気付くことが、子どもの発達課題を知ることにもつながる👍️
閉眼ステッピング

子どもの「不器用さ・ぎこちなさ」はどうしたらわかる?

まずは、チェックリストを見て、日常生活で当てはまるものを見つけることやね。あと、簡単にできる検査として「閉眼(へいがん)ステッピング」があるで😊

閉眼ステッピングのやり方
①両手を大きく振って、その場で足踏み行進
②そのまま目を閉じて、足踏みを続ける
➜手足のバランスが崩れたり、体がだんだん回転しはじめたりすると、不器用さのサイン

へぇ、これなら家でもすぐ試せるね😊
身体と「目」の連動チェック

閉眼ステッピングとあわせて、もう一つやってほしいのは、身体と「目」の動きがつながってるかをチェックすること😊 協調運動は「目の動き」とも関係があるんよ。

やり方はどうするん?

身体と目の連動チェック(8の字)
体の前で大きく親指を“8の字”に動かして、目で追う
➜目だけで追えずに頭まで動いてしまう/スムーズに追えない場合は、身体と目の動きが連動していない可能性がある

手の動きと目の動きがうまく連動してないと、たとえば板書のときに、黒板とノートの行き来がむずかしくなって、ノートが書けなくなることがあるんよ。

「閉眼ステッピング」と「8の字(目の動き)」は、気軽に試せて、発達の課題に早く気付くきっかけになるんやね🍀
② 不器用な子が困りやすい場面

不器用さのポイント2つ目は、不器用・ぎこちない子どもが困りやすい場面やで。不器用なことで、子どもが困りやすい場面っていうのがあるんよね😭
不器用な子どもが困りやすい場面
・運動が苦手
・字を書くのが苦手
・コミュニケーションが苦手
運動が苦手

不器用・ぎこちない子どもは、身体の動かし方がヘタやから、運動が苦手になるよね。

特に目立つのが体育の授業や運動会やね💨 あと、単に、「着席し続けるのが難しい」っていうことも困り感につながりやすい🌟
不器用・ぎこちない子どもは運動が苦手
・体育の授業や運動会がイヤになりやすい
・長い時間じっと座っているのがしんどい

この「着席できない」で気をつけたいのは、「多動」とのちがいを見極めること。

ADHD(注意欠如・多動症)の子どもも、ずっと座ることができないっていうもんね🌟

ADHDについては次の記事を参考にしてや👍️

今回とりあえず押さえときたいのは、「着席できない」っていうことは同じでも、背景や理由が全然違うときがあるんよね🍀
字を書くのが苦手

次は「字を書くのが苦手」っていう困り感。

字を書くのが苦手なことが、なんで生活の困り感につながるん?
不器用・ぎこちない子どもは字を書くのが苦手
・字が汚いことで成績が下がる
➜勉強への苦手意識を持ちやすい

例えば、めちゃくちゃがんばって宿題をしても、「字が汚い」というだけで怒られたり、評価が低くなってしまうことは、けっこうあるんよね。

それはかわいそうやな…。がんばってるのに怒られたら、やる気もなくなるわ。

だから、まわりの大人は要注意⚠️ 字が汚くても、その子の頑張りをちゃんと認めてあげるのが大事やで😊
大人が関わるときに気をつけること
字が汚くても、その子の頑張りを認める
※「字の汚さと学力は別」ということも押さえておくべきポイント
コミュニケーションが苦手

不器用さのポイント3つ目は、身体の不器用さは、社会的な不器用さにもつながりやすいっていうこと。
社会的な不器用さとは
・他人とのコミュニケーションが苦手
・対人関係のバランスを取るのが苦手

社会的な不器用さがあることで、相手に不利な印象を与えてしまったり、からかいの対象になってしまうこともあるんよね😭

つまり、不器用・ぎこちない子どもは、コミュニケーションをとったり、人間関係をつくるのも不器用で、苦手になりやすいってことか😲
③ 不器用さはトレーニングで改善できる

最後に、「不器用さ・ぎこちなさはトレーニングで改善できる」っていう話を紹介するわ😊

不器用さを改善するトレーニング・習い事

具体的にどんなトレーニングが良いの?
不器用さを改善するトレーニング・習い事
左右の手足を使うスポーツや楽器がオススメ
例)球技や体操、水泳、ピアノなど

不器用・ぎこちない子どもは、協調運動(左右の手足を組み合わせて行う運動)が苦手やったよね。

だから、左右の手足を使うようなスポーツや楽器で練習していくのが大事やってことやね😊
他にも有効なトレーニング

ただし、本人が楽しく続けることができるなら、他のトレーニングや習い事でも良いで😊

例えば?

例えば、演劇。ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフさんも、自身のDCDをカミングアウトしてるけど、演劇に挑戦して今ではアクションシーンも演じてるんよ。

あのハリー・ポッターが!?\(◎o◎)/! それは勇気もらえるなぁ。他にもある?

あとは「ブレインジム」っていう学習プログラムとかもあるで。
ブレインジムとは
体を動かして脳を活性化させる学習プログラム

板書が苦手だった中学1年生が、ブレインジムに取り組んで板書ができるようになって、学習全体への意欲までアップした、っていう例もあるんよ。
大人にもトレーニングの効果はある

最後に伝えときたいのは、「大人になっても効果があるで」っていうこと。

もう手遅れじゃないん?

そんなことないで👍 身体の不器用さは、社会的な不器用さにもつながってるんよね。
大人になっても効果がある
トレーニングをすることで、社会的なスキルの改善にもつながる

他人とのコミュニケーションをうまく取れたり、良好な人間関係を築いたりするのに役立つってことやね👍️

大人でも、「遅すぎる」ことはないんやね。だから、興味のあることは今からでも始めてみるのがオススメやで👍️
よくある質問(FAQ)

ここでは、よくある質問に答えていくで〜😊
DCDかも?と思ったら、どこに相談すればいい?

「DCD(発達性協調運動障害)かも?」と思ったら、どこに相談すればいい?

まず押さえておきたいのは、すでにASD(自閉スペクトラム症)や知的障害の診断が出てる場合には、DCDの診断をわざわざ受ける必要がないっていうこと🌟

なんで診断を受けなくて良いん?
ASDや知的障害の診断が出ていればDCDの診断は受けなくてよい
「不器用さ・ぎこちなさ」について、すでに必要な支援を受けることができるから
➜DCDの診断は、基本的に、ASDの診断が出ていない子どもに出される

この前提を押さえたうえで、気になったら、園や学校の先生、自治体の発達相談に話すのがオススメ👍️医療なら小児科・児童精神科・療育センターかな😊 このとき、気になる様子をメモとかに記録して持っていくとスムーズやで👍️
DCDは「治る」の?

DCDは治るの?

「薬でパッと治る」みたいなもんじゃないけど、トレーニングで少しずつ改善していけるで。しかも、年齢が上がってからでも効果があるから「遅すぎる」はないんよ🍀
体育が苦手な子に、無理にやらせてもいい?

体育が苦手な子に、無理にやらせてもいい?

無理にさせるのは、苦手意識が強くなるだけやからダメ。苦手意識が強いと、日常で運動をしなくなるから、改善の機会もどんどん減っていっちゃうねん💧

本人が楽しいと思える範囲でやるのが大事やねんな😊 他人と比べるんじゃなくて、過去の自分と比べて少しでもできることが増えてれば良いんやな🥰

だから、まずは本人をよく観察すること。そして、字と同じで「できばえ」より、「取り組み」を認めてあげるのが大事やね😊
まとめ

今回は、「不器用さ・ぎこちなさ」について、いっぱい勉強できたわ😊
今回のまとめ
✅ 不器用な子どもは6%(1クラスに2〜3人)
✅ 不器用さは発達課題を見つけるサインになる
✅ 不器用さが目立つと「DCD(発達性協調運動障害)」と診断されることがある
✅ 簡単にできるチェック=「閉眼ステッピング」「8の字」
✅ トレーニングで改善できる(年齢が上がっても有効)
不器用さに気付いて支援につなげる

まずは、今日学んだことを活かして、「運動が苦手なだけ」「字が汚い」で片づけてしまうんじゃなくて、発達の課題に気付くのが大事なんやね🍀

そう👍️ そして、不器用さを改善するトレーニングも含めて、その子にとって適切な支援をしていくのが大切やね。

追記:もっと知りたい人へ

「身体の不器用さ」と「社会的なスキル」の改善方法については『コグトレ』がおすすめ。
コグトレとは?
不器用さ・ぎこちなさに注目し、認知力・対人力・身体力をアップしていくトレーニング

『コグトレ』について、もっと知りたい人は、次の本とか記事がオススメやで♪

わかりやすくまとめられてるから、最初に読むならこの本😊子どもの発達に興味がある人全員にオススメできる本。ダウンロードできるワークシートもついてるで👍️

👆楽しく取り組めるコグトレの問題集。簡単な問題から難しい問題まであるので、幅広い年齢に対応できる。ただ、どの問題を使うかは大人が判断したほうが良いで。
▼あわせて読みたい









コメント