「他害や自傷が続いていて、職員の対応もバラバラ…」。そんな悩みを抱える施設の方に向けて、この記事では強度行動障害の基礎知識と、現場で今日からできる対応の基本4ステップを、普通高校と特別支援学校で13年間の教員経験をもとにわかりやすくまとめました。
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。

「強度行動障害」対応って、何から手をつけたらいいの?

結論からいうと、問題行動が起きたあとで対応を考えるんじゃなくて、行動の背景を読み解いて環境を整えるのが基本やで🍀

なるほど😊 具体的にはどうやって対応していけばいいん?

じゃあ今回は、強度行動障害の基礎と現場でできる対応を一緒に勉強していきましょ😊
こんな人に読んでほしい
●他害や自傷が続く児童生徒・利用者さんの対応に悩んでいる
●強度行動障害の基礎から知りたい
●養成研修を受けたけど現場で活かしきれていない
●施設の支援をチームでそろえたい
今回の記事で強度行動障害の考え方と対応の基本を学ぶことで、激しい行動の背景を読み解いて、チームで一貫した支援を組み立てることができます。

絶対にできるようになるからね!
今日は次の2冊から学んできたで😊

👆行動障害の支援アイデアが65例も載ってる実践書やで。イラスト付きで「明日の支援から使える」のがほんまにありがたい一冊😊

👆一番のおすすめポイントは具体例の多さ👍️ 氷山モデルやABC分析(機能的アセスメント)シートの使い方と、実際の現場の悩みの解決方法がわかるで😊
▼解説動画もあります😊
強度行動障害とは?「病名」ではなく「状態」を表す言葉

今回は、強度行動障害の基礎と現場でできる対応を一緒に勉強していきましょ😊 本編の前に押さえてほしいのは、強度行動障害は医学的な診断名じゃないってこと。
強度行動障害は「病名」ではなく「状態」
自傷・他害・激しいこだわり・物壊し・睡眠の乱れ・異食など、本人の健康や周囲の暮らしに大きな影響を及ぼす行動が著しく高い頻度で起きていて、特別に配慮された支援が必要になっている「状態」のこと

「状態」ってことは、具体的な障害とか病気の名前じゃないんやね?

そのとおり!行政や福祉の分野で「この方には特別な支援体制が必要ですよ」と判断するために使われてる言葉なんやで。

そもそも、どんな行動があると強度行動障害って言われるん?

代表的な行動を挙げるで。ポイントは行動の激しさ×頻度の高さや。
強度行動障害でみられる行動の例
●自傷(頭を打ちつける など)
●他害(噛みつき・叩き など)
●激しいこだわり
●物壊し
●睡眠の乱れ
●異食
➜こうした行動が著しく高い頻度で起きて、特別に配慮された支援が必要になっている状態
「本人の特性」と「環境」のミスマッチから生じる

強度行動障害の状態は、重度の知的障害や自閉スペクトラム症のある人に生じやすい。ただ、「障害があるから激しい行動が出る」っていう単純な話じゃないんや。

え、障害そのものが原因じゃないん?

カギになるのは本人の特性と環境のミスマッチ。ミスマッチによる強いストレスや不安が積み重なった結果として、激しい行動があらわれるんって言われてるんやで。
ミスマッチの中身
❶本人の特性
➜コミュニケーションの苦手さ・感覚の過敏さ など
❷環境・関わり方
➜特性に合っていない指示・刺激の多すぎる環境 など
※❶と❷が合っていないとき、本人は強いストレスや不安を抱え続ける
「状態」であることの意味
状態ということは、環境や支援が変われば行動も変わりうるということ。「この人はそういう人だから」で終わらせず、特性と環境の組み合わせを見直すことが支援のスタート

つまり、特性と環境の組み合わせを変えたら行動も変わりうるってことやね✨

そういうこと!ここが支援のポイントやで😊
激しい行動は「本人の困りごと」のサイン

支援の世界には「困った人」は「困っている人」っていう言葉があるんや。
激しい行動=SOSのサイン
激しい行動は、言葉でうまく伝えられない本人が身体全体で発しているSOSのサイン。この見方に立てるかどうかで、その後の支援の質が大きく変わる

「困っている人」って言われても…。実際に噛みつかれたりしたら、職員だってしんどいよ💧

しんどいよね😭 僕も特別支援学校で働いてきて、しんどい場面は山ほど経験した。だからこそ言えるんやけど、この見方は精神論じゃなくて実用的な技術やねん。

技術?どういうこと🤔

見方が変わると次の打ち手が変わる。きれいごとに見えるかもしれんけど、支援者を守るためには、この「見方を変えること」が一番の近道なんやで。
見方が変わると打ち手が変わる
✖「困らせる行動」と見る
➜打つ手は「止める・叱る」しかない
◎「困りごとのサイン」と見る
➜「何に困ってるんやろ?」の分析が始まり、対策が打てる

ここまでが基本となる土台の考え方やで😊 子どもへの支援の全体像(環境設定・日課のコツ)は、次の記事でより詳しく説明してるから、興味のある人はぜひ見てや🥰

強度行動障害の人への支援は、「肉体労働ではなく知的作業」。いっぱい考えて、試行錯誤を進めたら、少しずつ改善していくで😊
強度行動障害支援者養成研修とは?「受けた後」が本当の勝負

強度行動障害の支援を学べる研修はあるん?

公的な研修として強度行動障害支援者養成研修があるで👍️ これは、都道府県とか、都道府県が指定した研修機関が実施していて、2段階構成になってるで。
強度行動障害支援者養成研修の2段階
❶基礎研修(12時間)
➜強度行動障害の理解、特性の把握、支援の基本的な考え方などを学ぶ
❷実践研修(12時間)
➜アセスメントや支援手順書の作成など、チームで支援を組み立てる方法を学ぶ

放課後等デイサービスや生活介護、グループホームなどの事業所では、この研修の修了が加算の要件にもなってるんや。だから、受講する職員は年々増えてるで。
よくある課題:「研修は受けた。でも現場で活かしきれない」

研修修了者はおるけど、支援は昔のまま変わってない気がする…😢

それ、全国の事業所で起きてる「あるある」やで。現場でよく聞く声を挙げてみるわ。
「研修は受けたけど…」よくある声の例
●学んだ「氷山モデル」や「構造化」を、実際の利用者さんにどう当てはめるかがわからない
●受講した職員と未受講の職員で温度差があり、支援がそろわない
●日々の業務に追われて、支援手順書や記録が続かない

受講者の努力不足じゃない。研修は支援の「型」を学ぶ場所やから、現場に合わせて調整して、チームに定着させるプロセスは、研修だけではカバーしきれないんやで。

つまり、研修は入口で、「受けた後」の定着が本当の勝負ってことやね🤔

そのとおり!研修は言うたら自動車教習所や。教習所を出ただけでは運転はうまくならない。実際の道=自分の現場で、伴走してくれる人と一緒に走り込む期間が要るねん。実はこの「伴走」、国の制度も後押しし始めてるんや。
令和6年度報酬改定でどう変わった?強度行動障害支援の2つの加算

令和6年度の障害福祉サービス等報酬改定では、強度行動障害のある方への支援体制の充実が大きなテーマの一つになったんや。施設運営に関わる人が押さえておきたい加算は2つあるで。
令和6年度改定で押さえたい2つの加算
❶重度障害者支援加算
➜実践研修修了者の配置などの体制を評価
❷集中的支援加算(新設)
➜外部の専門人材による訪問支援を評価
①重度障害者支援加算:実践研修修了者の配置を評価

重度障害者支援加算は、養成研修(実践研修)を修了した職員を配置して、支援計画に基づいた支援を行う体制などを評価する加算やで。

つまり国は、研修修了者が中心になって組織的に支援する体制に報酬をつけてるんやね。

そういうことや。個人の頑張りじゃなくて「体制」を評価してるのがポイントやで。
②集中的支援加算:外部の専門人材による訪問支援を評価

令和6年度改定で新設されたのが集中的支援加算や。状態が悪化した強度行動障害のある人に対して、広域的支援人材(外部の専門家)が事業所を訪問して、集中的なコンサルテーションを行うことを評価する加算やで。
集中的支援加算の概要
●報酬➜1回1,000単位
●回数➜月4回を限度
●期間➜最長3か月
※令和6年度報酬改定で新設

「研修を受けること」じゃなくて、外部の専門家が現場に入ることを評価してるんやね😲

そこが注目ポイントや!外から専門家に入ってもらうのは、特別なことじゃなくて制度が想定してる正攻法なんやで。
加算の要件は必ず最新情報を確認
加算の細かい要件は、自治体や事業種別によって異なる場合があります。算定を検討するときは、必ず指定権者(自治体)の最新情報を確認してください。
制度の流れは「単発の研修」から「継続的な伴走支援」へ
❶重度障害者支援加算➜研修修了者の配置
❷集中的支援加算➜外部専門家の訪問コンサル
2つを並べると国の方向性が見えてきます。知識を学ぶだけでなく、現場で継続的に支援の質を高める取り組みが、制度としても評価される時代になっています。

次は、いよいよ現場での対応の中身に入っていくで!
強度行動障害への対応の基本4ステップ【現場で使える】

ここからは、施設の現場で実際に使える対応の基本を4つのステップで解説するで。順番が大事や。
対応の基本4ステップ
①氷山モデルで「行動の背景」を見る
②機能的アセスメントで「行動の理由」を分析する
③予防的アプローチで「行動が起きにくい環境」をつくる
④記録で「事実」を残してチームで振り返る

「行動が起きたときにどうするか」から考えたらダメなん?

基本的には、「起きたときにどうするか」より先に、「行動をどう理解して、どう予防するか」を考えるのが強度行動障害支援の鉄則やで。
ステップ①氷山モデルで「行動の背景」を見る

最初のステップは氷山モデルや。支援の出発点になる考え方やで。
氷山モデルとは
目に見えている行動(他害・自傷・パニックなど)を氷山の一角と捉え、水面下にある「本人の特性」×「環境・状況」に目を向ける考え方


見えてる行動は氷山の一角で、水面下に本当の理由があるってことやね🤔

そういうこと!たとえば「活動の切り替え場面で他害が出る」ケースなら、水面下にはこんな組み合わせが隠れてるかもしれないで。
水面下の組み合わせの例(切り替え場面で他害が出るケース)
❶特性
➜先の見通しを持つことが苦手/言葉での説明が入りにくい
❷環境
➜切り替えのタイミングが日によってバラバラ/口頭指示だけで伝えている

でも、本人は水面下のことを言葉で説明してくれないよね?どうやって探るん?

ええ質問やね👍️そのための道具が、次に紹介する機能的アセスメントやねん。行動を「なんのためにやってるんか?」という視点で観察すると、言葉がなくても本人のメッセージが読めてくるんやで。
ステップ②機能的アセスメント:行動の「機能」は4つ

機能的アセスメントは、「その行動によって本人は何を得ているのか(=行動の機能)」を分析する方法や。

簡単に言うと、本人が「何のために」その行動をしてるかっていうことよね😊

そうやね。行動の理由を探る方法やで。行動の「機能」は大きく4つに整理できる。
行動の4つの機能
①要求➜ほしい物・やりたい活動を手に入れる
②逃避➜嫌な活動・場面から逃れる
③注目➜人からの関わりを得る
④感覚➜その行動自体の感覚刺激を得る
①要求:ほしい物・やりたい活動を手に入れる

要求は、行動によってほしい物ややりたい活動を手に入れてるパターンや。

行動が「ちょうだい」の代わりになってるんやね。
要求の例
●お菓子がほしくて棚を叩く
➜「叩いたらもらえた」という経験の積み重ねが行動を強めていく
②逃避:嫌な活動・場面から逃れる

逃避は、行動によって嫌な活動や場面から逃れてるパターンやで。

行動が「やりたくない」のサインになってるってことか…
逃避の例
●課題を提示されると自分の頭を叩く
➜「叩いたら課題がなくなった」という経験が行動を維持する
③注目:人からの関わりを得る

注目は、行動によって人からの関わりを得てるパターンや。

叱ってるつもりが、本人にはごほうびになってるかもしれないんやね😲
注目の例
●大声を出すと職員が飛んでくる
➜叱られることも、本人にとっては「注目を得られた」経験になることがある
④感覚:その行動自体の感覚刺激を得る

感覚は、行動そのものから得られる感覚刺激が目的のパターンやで。

人や物じゃなくて、感覚そのものが目的なんやね。
感覚の例
●目の前で手をひらひらさせる
➜行動そのものが心地よい刺激になっている

行動の見た目じゃなくて、機能に合わせて支援を選ぶのがポイントやで。例えば、同じ「他害」でも、機能(なぜするのか?)が違えば、支援も違ってくるんよね。
同じ「他害」でも支援の方法は違う
◇逃避なら…
➜活動の量や難易度の調整が有効
◇要求なら…
➜要求を伝えるコミュニケーション手段(絵カードなど)を育てる支援

実際に支援してる人の中には「理由はこうかな?」って感じてる人も多い。「要求・逃避・注目・感覚」を使うと、他の人と支援を共有するときにも役立つで😊
機能を見極めるコツは「直前」と「直後」
◇直前に何があった?➜きっかけ
◇直後に何が起きた?➜本人が得たもの
この2つをセットで記録すると、機能がだんだん浮かび上がってくる。
ステップ③予防的アプローチ:構造化・視覚支援・先行条件の調整

背景と理由が見えてきたら、次は「行動が起きにくい環境」を先回りしてつくる段階や。代表的な方法は3つあるで。

簡単に言うと、予防するために何ができるかを考えるっていうことやね😊
予防的アプローチの代表的な3つの方法
❶構造化
❷視覚支援
❸先行条件の調整
❶構造化

構造化は、簡単に言うと「支援者がいらなくなる仕組みづくり」のことやで😊
構造化の例
●活動ごとに場所を分ける
●1日の流れを固定する

構造化は、「いつ・どこで・何を・どれだけ・終わったら次は何か」がひと目でわかるように、時間と空間を整理することが大切やね🍀

見通しが立つだけでも、本人の不安はだいぶ減りそうやね✨
❷視覚支援

視覚支援は、口頭指示だけに頼らず目で見てわかる手がかりを用意することやで。

言葉が入りにくい人でも、目で見たらわかるもんね👍
視覚支援の例
●写真
●絵カード
●スケジュールボード
❸先行条件の調整

先行条件の調整は、行動のきっかけになっている刺激を、あらかじめ減らしておくことや。

問題行動のきっかけそのものを減らしとくんやね。
先行条件の調整の例
●音・光・人の密集・待ち時間などの刺激を減らす
●活動の順番や難易度を調整する
力配分は「予防に8割」
起きてしまった行動への対処より、起きる前の予防に力の8割を注ぐくらいのイメージがちょうどいい

パニックの最中にできることって、実はめっちゃ少ないから予防が大事やねん🌟
▼環境調整(予防的アプローチ)のコツは、動画でも解説してるで😊
ステップ④記録の取り方:主観ではなく「事実」を残す

最後のステップは記録や。地味に見えるけど、①〜③のすべてを支える土台やで。

記録かぁ…。「イライラしていた」とか書いてるけど、それじゃダメなん?

そこがポイントや。解釈じゃなくて事実を書くのが記録の一番のコツやねん。
記録の書き方の例
✖「イライラしていた」
➜読む人によって思い浮かべる場面がバラバラになる
◎「机を3回叩いた」「奇声が約5分続いた」
➜誰が読んでも同じ場面を思い浮かべられる

記録のコツは、他にもあるで。
記録のコツ
●前後の状況をセットで書く
➜直前のきっかけ、直後の対応と本人の様子まで残す
●頻度・時間帯を残す
➜「いつ・どの場面で多いか」が環境調整のヒントになる
●チームで様式をそろえる
➜書き方がバラバラだと、せっかくの記録が分析に使えない
記録は「犯人探し」のためではない
記録の目的は、うまくいかなかった対応を責めることではなく、チームで仮説を立てて支援を改善する材料を集めること。この共通理解があるだけで、記録を書く心理的ハードルはぐっと下がる。

4ステップの流れはわかった!でも毎日の業務で手一杯で、分析まで手が回る自信がないな…😢

それが普通やで。全部を一気にやろうとしなくてええ。まずは「一番気になる利用者さん1人×一番気になる場面1つ」に絞って、直前・直後の記録から始めてみ?それだけでも見えてくるもんが全然違うし、支援者も楽になるで。
関係を結ぶ人はまずひとり:主導権を取る

これは僕の主観やけど、強度行動障害の子どもは愛着障害を併発していることも多い。

愛着障害?

そうやねん。だから、愛着障害支援で大切な「キーパーソンを決める」とか「大人が主導権をとること」も、支援をするときのヒントになるで😊

強度行動障害の人に指示をする機会が多い場合は、接し方のヒントになるから、興味のある人は上の記事を見てみてや😊
「うちの施設だけで抱え込まない」ことも大切な支援スキル

強度行動障害の支援は、一つの施設・一人の職員の頑張りだけで完結するもんじゃない。行き詰まったときは、外部の力を借りることも立派な支援スキルやで。

相談って、どこにしたらいいん?
主な相談先の例
●市区町村の障害福祉窓口
➜利用できる制度やサービスの相談
●発達障害者支援センター
➜発達障害のある方への支援に関する専門的な相談
●基幹相談支援センター・相談支援専門員
➜地域の支援体制づくりや関係機関との連携
●主治医・医療機関
➜体調面が気になるとき(身体の不調が行動に影響している場合もある)

上で話した集中的支援加算みたいに、外部の専門人材と一緒に支援をすることを、制度そのものが想定する時代になってるんや。「相談する=力不足」ではないんやで。

つまり、早めに外に頼るのも支援の技術のうちってことやね💖

そのとおり!抱え込んだ結果、職員さんが燃え尽きて辞めてしまう…これが一番もったいないパターンや。支援者が元気でいることは、支援の質そのものやからな。
よくある質問
強度行動障害は治りますか?

病気じゃなくて「状態」やから、「治る/治らない」の枠組みで考えないほうがええで。特性に合った環境と支援が整えば、激しい行動が減って穏やかに過ごせるケースは十分ある。合言葉は「治す」じゃなくて「環境を整える」や😊
研修を受けていない職員でも、今日からできることはありますか?

あるで!まずは「行動の直前と直後をメモする」こと。資格も研修も要らないけど、支援の質を上げる一番の材料になる。あとは「問題行動は困りごとのサイン」をチームの共通言語にすること。この2つだけでも施設の空気は変わるで👍
パニックが起きている最中は、どう対応すればいいですか?

基本は「本人と周囲の安全確保」と「刺激を減らすこと」の2つや。危険な物を遠ざける、周りの人と距離を取る、声かけは最小限。最中に言い聞かせるのは逆効果になりやすい。あくまでも、勝負はパニックの前の予防、これを忘れんといてな。
家族への説明・連携はどのようにすればいいですか?

大前提は「ご家族を責めない」こと。ご家族は施設以上に長い時間、しんどい場面と向き合ってきてる。「問題行動は困りごとのサイン」という見方を共有して、うまくいった対応の情報交換ができる関係を目指すとええで😊
外部の専門家に相談するタイミングの目安はありますか?

目安は3つ。①同じ行動への対応を3か月以上続けても改善の兆しが見えないとき、②複数の職員が疲弊してきたとき、③職員間で支援方針の対立が生まれてきたときや。「ちょっと行き詰まってきたな」の段階で早めに相談するのがおすすめやで。
外部の専門家と一緒に支援を整えたい施設様へ

考え方はわかった。でも、これをうちの施設で形にするのが難しそう…💧

その感覚こそが正しいんやで。強度行動障害の支援は、知識を知ることと、現場のチームで実践できることの間に大きな壁がある分野なんや。
僕(たも先生)は、特別支援学校の高等部教員として行動障害のある子どもたちの支援に携わってきました。今は、大学院での研究経験と現場での実践経験をいかして、放課後等デイサービス・生活介護・グループホームなどの事業所向けに、強度行動障害に特化した研修もしています。
研修でできることの例
●氷山モデル・機能的アセスメントを自施設の実際のケースに当てはめるワーク中心の研修
●養成研修を受けた職員が現場で実践に移すためのフォローアップ
●記録様式づくりや事例検討など、チームに支援を定着させる伴走

正直に言うとくと、外部研修が合う施設もあれば、まずは地域の相談機関で十分な施設もあるで。「一度話を聞いてみたい」「うちの場合はどう?」を整理するだけの相談でもかまわないから、一人で悩まんと下のページから気軽に声かけてな👍

さいごに【行動しよう】
この記事のまとめ
●強度行動障害は診断名ではなく「状態」。激しい行動は本人の困りごとのサイン
●支援者養成研修(基礎12時間+実践12時間)は入口。「受けた後」の定着が本当の勝負
●令和6年度報酬改定(重度障害者支援加算・集中的支援加算)で、継続的な伴走支援を評価する流れになっている
●対応の基本は①氷山モデル➜②機能的アセスメント➜③予防的アプローチ➜④記録の4ステップ
●行き詰まったら抱え込まず外部へ相談(行政窓口・発達障害者支援センター・外部専門家)

支援を変えていくことができるかなぁ…。正直、まだ不安やわ💧

大丈夫や。行動の背景が読めるようになったら、支援は確実に変わっていくで💪

よし!まずは明日、気になる場面の「直前と直後」のメモから始めてみる!

それでええんや!その一歩が、本人と支援者さん、みんなを楽にする一歩やで。あなたの施設の支援が少しでも楽に&豊かになることを応援してるで😊
あわせて読みたい
強度行動障害の理解と支援をもっと深めたい人は、こちらの記事もどうぞ😊











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