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このブログでは、障害のある子どもの支援者向けに『特別支援教育』に関する情報をわかりやすく解説します。10年以上の教員経験を踏まえて、実践に役立つことを心がけています。

最近のニュースで障害者グループホームが総量規制の対象に追加されるよ〜っていうニュースを見たんやけど、よくわからんかったから解説して♪

今後の障害者施策の方向性を理解するために、総量規制について解説していこか。

総量規制? それって大事なん?

めっちゃ大事やで。障害のある人のほとんどが利用する福祉サービス。総量規制を知ることで、今回のニュースだけじゃなくて障害福祉サービスの現状と今後の方向性が理解できるで。
今回の記事を見てほしい人
・障害のある子どもの保護者
・障害福祉施設で働いている人
・障害福祉サービスに新規参入を考えてる事業者

障害者や支援者の生活に直結するお金と支援の質保証についての話やから、ぜひ最後まで見ていってや。
どんなニュースなん?

そもそも今回のニュースはどんなことが書かれてるん?

大事なのは次の文章やね。
ニュースのポイント
厚生労働省とこども家庭庁は8日に開いた合同会議で、障害福祉計画、障害児福祉計画における総量規制の対象にグループホーム(GH)を追加する方針を示した。…(略)供給過剰を是正するのが目的で、委員からは大筋で合意を得た。

どういうこと?

簡単に言うと、障害者グループホームを新しくつくったり、定員を増やしたりするのが、認められないかもしれないっていうことやで。

新しいグループホームができないってことは、利用する側からみたら、将来の選択肢が減っちゃうかもしれないっていうことか。
総量規制ってなに?

そもそも今回の話で出てきた【総量規制】ってなに?
総量規制とは
市町村が計画で定めたサービス量を確保できている場合、事業所の指定を制限できる仕組み

つまり、「障害福祉サービスが足りている」場合、事業者が新サービスや定員増を申し込んでも、都道府県や市町村が断れる仕組みのことやねん。
現在の総量規制の対象※
・障害者支援施設
・生活介護
・就労継続支援A型
・就労継続支援B型
・障害児入所施設
・児童発達支援
・放課後等デイサービス
※2025年12月現在

この総量規制の対象に、障害者グループホームも追加しようっていうことやね。
心配なこと:グループホームの総量規制

グループホームを総量規制の対象に入れると心配なことがあるってこと?

心配は主に重度の障害者に関すること。今もグループホームの数は増えてきたのに、重度の障害者は受け入れてもらえず、空室があるっていう現状やねん。

だから?

総量規制を導入しちゃうと、重度の障害者を受け入れてくれるグループホームがさらに減っちゃうんじゃないの?っていう心配やね。
厚生労働省の説明
専門性が明らかに低いと思われる事業者でも、指定要件を満たしていれば指定せざる得ない状況もあり、質を確保するために総量規制の対象とした。ただし、強度行動障害や医療的ケアなど個別ニーズへの対応が必要であれば、総量規制から除外する運用を認める。

つまり、グループホーム全体としては質を確保するために総量規制の対象にするよ。でも、強度行動障害とか医療的ケアなどの重度の障害者については個別に考えていくよってこと。
なぜ総量規制が言われ始めたの?

そもそも、なんで総量規制っていうことが言われ始めたん?

大きな転換点は2003年にあるんよ。
2003年以前の障害福祉サービス

2003年より前は、行政による「措置制度」が行われていたんよ。
措置制度とは…
「あなたはこの施設」
「あなたはこのサービス」
※行政が障害者の受けるサービス・利用する施設を決めること

つまり、利用者が選ぶ仕組みではなかったんやね。
2003年の支援費制度

行政による措置制度が代わったのが、2003年の支援費制度の導入やねん。
支援費制度とは
「行政が決める」から「自分で選ぶ」へと大きく舵を切った画期的な制度
➡行政の「措置」から自分の「契約」に転換

これまでは行政が決めていた障害福祉サービスを自分たちで選べるようになったってことか。

自分たちで選べるのは良いことじゃないの?

支援費制度で出てきた問題もあるねん。
支援費制度の問題点

支援費制度の問題?

いくつか問題点が指摘されたんやけど、今の総量規制のニュースを理解するために知っておくポイントは2つ。
支援費制度の問題
①予算の拡大
②地域格差
①予算の拡大

一番の問題は国や自治体の予算が追い付かなくなったこと。
2003年以前の措置制度時代は予算の範囲内でしかサービスが提供されませんでしたが、契約制になり「使いたい」というニーズが顕在化した結果、利用者が急増。国や自治体の予算が追いつかなくなりました。
②地域格差

地域格差が出たことも問題になってん。
市町村によって予算やサービス供給体制に差があり、住んでいる場所によって受けられる支援に大きなバラつきが出ました。

利益の出やすい・特定のサービスが都市部に集中したんよね。一部のサービスが急激に増えたことで障害福祉サービスの質についても注目されはじめたんよね。
なぜ総量規制が必要なのか?

ここまでの話を押さえると、今なぜ総量規制が必要なのかの理解が深まるで。
なぜ総量規制が必要なのか?
①財政を安定化させる
行政が調整できる
②サービスの質の維持
乱立による質の低下を防ぐ
③地域バランスの調整
行政が地域やサービスの偏りを調整できる

行政のお金が少ない中で障害福祉サービスの質を保証するために総量規制が必要やってことか。

ただし、規制が強すぎると新規事業者が入れない・利用したいのに利用できない障害者が増えることもあるから少しずつ話を進めてるんやね。
まとめ

今日のテーマは「障害福祉サービスの総量規制」やったね。

財政を安定させる、サービスの質を維持する、地域バランスを調整するために、総量規制が広がってるよっていう話やったね。

今後はどうなっていきそう?

どこの行政もお金に悩んでるから、総量規制の流れは今後も進んでいくやろな。

じゃあ、障害福祉サービスのお金は今後も厳しくなっていくんやね。

だから、障害福祉サービス自体で利益を生み出す工夫も注目されていくことになると思うわ。ただ、将来に不安になるんじゃなくて、今できることをやっていくことが大事やで。








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