知的障害の子どもの将来はどうなる?重度・中度・軽度別ロードマップ【教育・進路・お金・暮らし】

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このブログでは、障害のある子どもの支援者向けに『特別支援教育』に関する情報をわかりやすく解説します。10年以上の教員経験を踏まえて、実践に役立つことを心がけています。

はてな君
はてな君

知的障害のある子どもの将来って、どんな道があるんやろ……?

まなぶ君
まなぶ君

今回は「学校・お金・暮らし」の全体像を一気に解説するで! 重度・中程度・軽度の3つに分けて、それぞれのロードマップを見ていこう。

この記事でわかること
・知的障害の程度別(重度・中程度・軽度)の人生ロードマップ
・人生で出てくる「分岐点・葛藤」のポイント
・卒業後の収入/生活費の具体的なイメージ
・進路変更に関する悩みへの対策

なぜ「全体像」を知ることが大事?

はてな君
はてな君

なんで「人生の全体像」を知ることが大事なん?

まなぶ君
まなぶ君

目の前の子どもが「どんな風に人生を進んでいくのか?」っていう全体をイメージできると、支援者(親や先生など)の行動が変わるからやで。

全体像をイメージできると…
⭕️親や本人にとって
 将来の漠然とした不安が消える。知的障害のある先輩たちが実際に働いたり、生活している姿を知ることで、必要以上に不安になる必要がないとわかる
⭕️先生や事業所の職員さんにとって
 卒業後の、先を意識した支援・指導ができる。子どもの将来のイメージから、今どんな支援をすべきかを逆算して考えられるようになる

はてな君
はてな君

大人(親や先生たち)は、自分が通ってきた進路はイメージできるけど、特別支援については知らんことが多いもんね。

まなぶ君
まなぶ君

知らんから、今の支援・指導への自信のなさや、将来への漠然とした不安につながってるんやで。

はてな君
はてな君

だから、障害のある子どもの進路全体のイメージを持つのが大事なんやね😊

知的障害のロードマップ【一覧表】

まなぶ君
まなぶ君

まずは下のイラストで、知的障害の程度別に、進路の全体像をイメージしてほしい😊 後でこまかく説明するから、見えにくい人はそのまま下に進んでくれたらいいで。

まなぶ君
まなぶ君

このイラストで注目したいのは、知的障害の程度によって進路の分岐点(つまり、葛藤するポイント)が違うってこと。それぞれ詳しく見ていくで。

重度知的障害:手厚い支援とQOLの追求

まなぶ君
まなぶ君

重度知的障害の子は、小学校に入る前(未就学のとき)から特性や困り感が現れることが多いんよ。

はてな君
はてな君

だから、小学校に行く前(未就学のとき)に児童発達支援(療育)を受けてる子も多いんやね。

進路選択の悩み(重度の場合)

はてな君
はてな君

重度知的障害の子どもは、いつ進路に悩むん?

まなぶ君
まなぶ君

小学校に行く前に児童発達支援(療育)を受けてる場合も多いから、小学校入学のときに悩むことが多いで。

はてな君
はてな君

地元の小学校の【特別支援学級】に行くか、【特別支援学校(小学部)】に行くか、で迷うってことやね。

まなぶ君
まなぶ君

そう😊 診断が出たばっかりで親の気持ちも追いついてないことが多い時期やからこそ、「どうしたら良いんや」っていう悩みも深刻やねん。

その後の進路
特別支援学級 or 特別支援学校(小学部)
➜特別支援学校(中学部)
➜特別支援学校(高等部)
➜生活介護 or B型事業所

卒業後の収入・生活のイメージ(重度の場合)

はてな君
はてな君

重度の子どもは、特別支援学校を卒業した後、生活していけるん?

まなぶ君
まなぶ君

結論から言うと、生活の場を確保できれば、困ることは少ないで😊

はてな君
はてな君

収入を見ると、障害基礎年金がけっこうもらえるんやね😊

まなぶ君
まなぶ君

そうやで。重度の場合は親元を離れたら、施設かグループホームに入ることが多いねん。その施設やグループホームは障害基礎年金で賄えるように設計されてるで。

はてな君
はてな君

だから、施設かグループホームっていう生活の場を確保できたら、お金の心配はせずに生活していけるっていうことやね😊

まなぶ君
まなぶ君

あとは障害基礎年金を取れるかどうかがポイント👍️ 20歳でちゃんと手続きする必要があるで😊 詳しく知りたい人は次の記事も見てみてや。

中程度知的障害:自立へのスキルと環境のバランス

まなぶ君
まなぶ君

中程度の知的障害の子は、未就学のときや小学校に入ってから違和感や困り感が出てくることが多いで。

はてな君
はてな君

だから、未就学で児童発達支援(療育)に行ったり、小学校で特別支援学級に行き始める人も多いんやね。

進路選択の悩み(中程度の場合)

はてな君
はてな君

中程度知的障害の子どもは、いつ進路に悩むん?

まなぶ君
まなぶ君

小学校の学年が進んで、勉強が難しくなってくると困り感が増してくるから、中学校入学のときに悩みがちやで。

はてな君
はてな君

地元の中学校の【特別支援学級】に行くか、【特別支援学校(中学部)】に行くか、で迷うってことやね。

まなぶ君
まなぶ君

そうやで😊 子どもの卒業後の生活自立を考えたときに、「支援学校のほうが良いんかなぁ」、「いつ行けばいいんや」って悩むんよ

その後の進路
特別支援学級 or 特別支援学校(中学部)
➜特別支援学校(高等部)
➜B型事業所

卒業後の収入・生活のイメージ(中程度の場合)

はてな君
はてな君

中程度の子どもは、特別支援学校を卒業した後、生活していける?

まなぶ君
まなぶ君

結論から言うと、生活の場を確保できれば、困ることは少ないで😊

はてな君
はてな君

収入を見ると、障害基礎年金がけっこうもらえるんやね😊

まなぶ君
まなぶ君

そうやで。中程度の場合は親元を離れたら、グループホームに入ることが多いねん。そのグループホームは障害基礎年金で賄えるように設計されてるで。

はてな君
はてな君

だから、グループホームっていう生活の場を確保できたら、お金の心配はせずに生活していけるっていうことやね😊

まなぶ君
まなぶ君

中程度の場合も障害基礎年金を取れるかどうかがポイント👍️ 20歳でちゃんと手続きする必要があるで😊 詳しく知りたい人は次の記事も見てみてや。

軽度知的障害:多様な選択肢と「社会との接点」がポイント

まなぶ君
まなぶ君

軽度知的障害の子は、未就学から違和感を覚えることもあるけど、小学校あたりから困り感が現れてくることが多いで。

はてな君
はてな君

だから、小学校や中学校は通常学級やったり、特別支援学級で過ごす子どもが多いんやね。

進路選択の悩み(軽度の場合)

はてな君
はてな君

軽度知的障害の子どもは、いつ進路に悩むん?

まなぶ君
まなぶ君

一番悩むのは、中学・高校を選ぶときかな。

軽度知的障害の進路の悩み
【中学校】通常学級 or 支援学級
 内申点や高校受験を見据えて通常級にするか、支援優先で支援学級にするか
【高校】普通校 or 支援学校
 本人の意思を尊重して普通校にするか、手厚い支援で就職に強い支援学校にするか

まなぶ君
まなぶ君

軽度の子どもは選択肢が多いからこそ、悩みどころも多いねん💦

はてな君
はてな君

【特別支援学校(高等部)】に行った後の進路はどうなるん?

その後の進路
特別支援学校(高等部)
➜一般就労(障害者雇用) or A型事業所

卒業後の収入・生活のイメージ(軽度の場合)

はてな君
はてな君

軽度の子どもは、特別支援学校を卒業した後、生活していけるん?

まなぶ君
まなぶ君

結論から言うと、グループホームに入るか、障害基礎年金を受給できれば、生活はかなり楽になるで。

はてな君
はてな君

このお金だけでは一人暮らしはキツイかも😭

まなぶ君
まなぶ君

そうなんよ。地域差もあるけど、働いたお金だけで一人暮らしをする想定はけっこうきつい…💦

はてな君
はてな君

どうすればいい?

軽度知的障害の生活を安定させるには…
1.グループホームに入る
 生活への不安や生活費を抑えられる2.障害基礎年金を受給する
 軽度の場合は出ない可能性もある

まなぶ君
まなぶ君

障害があると使える助成金などもあるから、知りたい人は下の記事を要チェックやで👍️

各段階で出てくる悩みと対策

まなぶ君
まなぶ君

各ライフステージでよく聞く悩みに、ズバリ答えていくで!

Q1. 特別支援学校 or 特別支援学級

「一度特別支援学校に入ると、普通校に戻れないのでは?」という不安

まなぶ君
まなぶ君

制度上は支援学校から普通校に戻ることもできるで。

はてな君
はてな君

じゃあ、そんなに心配はいらん?

まなぶ君
まなぶ君

ただ、学習環境の差から、戻るハードルが高いのは事実。だから結局は「本人が落ち着けるか・自信を持てるか・成長できるか」で考えて、決めていくしかないで。

Q2. 高校進学:特別支援学校 or 普通校

特別支援学校に行くと、大学進学できない?

まなぶ君
まなぶ君

確かに、特別支援学校(知的)からの進学率はめちゃめちゃ少ない

平成26年の古いデータやけど、知的障害特別支援学校の進学率は0.4%だけ

はてな君
はてな君

じゃあ進学したいなら、普通校(全日制・定時制・通信制)に行くのが良いってことか。それらの高校やったら、半分ぐらいは進学するもんね

通信制高校から大学進学はできる?進学率と合格のためのポイント | 松陰高等学校

まなぶ君
まなぶ君

ただし、普通校やったら中退のリスクもあるからね。「卒業後の進路をどうしたいか?」っていう本人の意向と特性を考えて相談するのが必要な時期やで。

Q3. 生活の場:実家 or グループホーム

まだ親と一緒にいられるのに、外に出すのはかわいそう?

はてな君
はてな君

これは「いつ実家を出るのか?」っていう悩みやね。

まなぶ君
まなぶ君

結論から言うと、親が元気なうちにグループホームへの移行を進めていくのがオススメやで。

はてな君
はてな君

家を出てグループホームに行くための手続きや子どもへの負担を考えると、親も体力を使うもんね。

まなぶ君
まなぶ君

親が元気なうちにグループホームを経験&移行していくことが、「親亡き後」の最大のセーフティネットになるで。

ちなみに、今の国の方針は【地域移行】。つまり、重度の知的障害でも、新規の施設入所は抑制されて、グループホームへの移行を進めている状況。

まとめ

まなぶ君
まなぶ君

今日は知的障害のある子どもの人生ロードマップとして、「学校・お金・暮らし」の全体像を解説したで!

今回のまとめ
・知的障害の程度(重度・中程度・軽度)によって、進路の選択肢と葛藤のポイントが違う
・卒業後は障害年金+工賃 or 給与の組み合わせで生活設計をする
・進路変更は制度上可能だが、早めに専門家(相談支援専門員など)と相談するのが大事
・グループホームは「親亡き後」に備えるセーフティネット。親が元気なうちに経験しておくのがベスト

はてな君
はてな君

全体像がわかると、ちょっと安心やね😊

まなぶ君
まなぶ君

ロードマップ通りに進まなくて当然。焦らんで良いからね😊「知らないから不安」ってことが多いから、全体のイメージを掴んで、一緒に一歩ずつ進んでいこう🔥

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