このブログでは『特別支援教育』に関する情報をわかりやすく解説します。１０年以上の教員経験を踏まえて、実践に役立つことを心がけています。
これは学校の先生からの質問やね。
出産や子育てを機に、家の近くの学校や特別支援学校に異動したいっていう悩みはけっこうあるんやで。
質問
現在、中学校で教員をしています30代です。
５年以内に特別支援学校への校種変更を考えているのですが、まだ経験が浅い自分でもやっていけるのか、少し不安に感じています。
今は大学で特別支援の免許取得に向けて勉強を進めながら、特別支援学級で授業を担当しています。子どもたちと関わる中で「楽しい」「おもしろい」と思えることが多く、もっと専門的に学びたいという気持ちが強くなってきました。もちろん大変なこともありますが、それ以上にやりがいを感じています。中学校での経験も活かしながら、これから少しずつ特別支援の専門性を身につけていけたらと思っています。
たも先生は、私のような人を現場で見たことがありますか？
また、特別支援の勉強でオススメの本などありましたら教えてください（特に情緒について）。
返答
僕自身も普通科高校から特別支援学校に異動したので、その視点からお答えします。
中学校や支援学級での経験は強みになる
結論から言うと、中学校や支援学級での経験があるなら、特別支援学校でも十分やっていけます😊
特別支援学校では TT（ティームティーチング） が基本。
授業を一人で抱え込むことは少なく、むしろ他の先生のやり方を見て学べる機会が多いのが特徴です。
僕の周りでも「普通校から異動してきた先生」はちょこちょこいます。
女性の先生だと、出産を機に支援学校に来られるケースもありますよ🍀
普通校と特別支援学校の違い
一方で、普通校と大きく違う点もあります。
特に意識しておくと安心なのは次の2つです👇
◎トイレ介助がある
◎他害のある子への対応が必要
これらは人によって「しんどい」と感じる度合いが違いますが、事前にイメージしておくことで心の準備ができます。
また、同じ「特別支援学校」といっても、地域や障害種によってカラーは全然違います。
もし可能なら、お近くの支援学校の先生に話を聞いてみるのがおすすめです。
学びを深めるおすすめの本
勉強を進める上で、まず手に取ってほしいのがこちら👇
📖 平岩幹男『自閉っ子サンちゃんのライフスキルトレーニング』
マンガ形式で読みやすく、それでいて支援に必要な視点がしっかり押さえられています。障害のある子どもとのコミュニケーションで参考になると思います。
まとめ
特別支援学校で働くのは決して特別なことじゃなくて、普通校での経験をしっかり活かせます。
大切なのは「やってみたい！」という挑戦の気持ち🔥
中学校や支援学級での経験は必ず強みになるので、
ぜひ自信を持って、一歩を踏み出してみてください✨
挑戦する先生は心から尊敬しますし、応援しています📣
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